民事裁判のIT化 メリットその3,ほか
2020年03月12日
第3は期日の出頭が不要又は大幅に減ることです。裁判の期日の中でも法廷で行う口頭弁論には、必ず出頭しなければなりません。遠隔地の裁判所に裁判を起されれば、5分で終わるときでも、飛行機に乗り、場合によっては前泊する必要があります。もっとも、現在でも非公開で行う弁論準備手続では,原被告のどちらかが裁判所へ出頭すれば,裁判所の電話会議システムを使って,出頭しない当事者との間で行うことはできます。。しかし,電話会議は,相手の顔が見えず,やりにくいものです。これらがWeb会議で行えるようになります。このようにメリットがあるIT化ですが、海外を見れば、アメリカでは約20年前に始まり、韓国でも、10年前に実現しています。日本だけが取り残されているということで、今回の動きとなりました。